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  1. 月間ベストセラー 2013年10月期

    2013年10月期の月間ベストセラーが出版科学研究所から発表されました。(単行本総合)

    10月期のベスト10です。

     第1位 「 ロスジェネの逆襲」 池井戸 潤さん

    第2位 「終物語(上)」 西尾維新さん

    第3位 「人間にとって成熟とは何か」 曽野綾子さん

    第4位 「祈りの幕が下りる時」 東野圭吾さん

    第5位「医者に殺されない47の心得」 近藤 誠さん

    第6位「乃木坂派 乃木坂46ファースト写真集」

    第7位「心配事の9割は起こらない」 枡野俊明さん

    第8位「人生はニャンとかなる!」 水野敬也さん・長沼直樹さん

    第9位「税金官僚から逃がせ隠せ個人資産」 副島隆彦さん

    第10位「日本人はいつ日本が好きになったのか」 竹田恒泰さん

    でした。

     

    その中から、3位の人間にとって成熟とは何かについて。

    7月28日に出版されて以降

    8月期-第2位

    9月期-第2位

    と、発売以来、ベスト3以内が続いています。

     

    著者は、曽野綾子さん。

    1931年生まれの82歳。

    恩賜賞・吉川英治文化賞・菊池寛賞などなど、数多く受賞されてます。

     

     

    「憎む相手からも人は学べる」「諦めることも一つの成熟」「礼を言ってもらいたいくらいなら、何もしてやらない」「他人を理解することはできない」「人間 の心は矛盾を持つ」「正しいことだけをして生きることはできない」等々、世知辛い世の中を自分らしく生き抜くコツを提言。まわりに振り回され、自分を見失 いがちな人に贈る一冊

    (アマゾンより引用)

     

    著者の曽野綾子さんは、最近「金スマ」に、出演されていましたが、これらの話の一部を短いドラマ形式で、紹介されていました。

    ネット上では、番組での曽野さんのご意見への賛否が多数掲載されています。

     

    その中のひとつ。

    体の不自由なお隣のおばあさんのために、女性は何かと気にかけ、お手伝いをしてあげていたそうです。

    そのおばあさんには、息子さんがいました。

    しかし、その息子さんは、なにかとお手伝いをしている女性にあいさつすらしない対応でした。

    そのおばあさんが亡くなってしまい、お葬式に行った時も、息子さんは、まったくあいさつすらしなかったようです。

     

    その対応に、女性は、せっかくお手伝いをしたのに、何の感謝の言葉もない。

    くやしくてくやしくて、精神を病んでしまったそうです。

     

    この息子さんに対して、お手伝いをしていた女性に対して、皆さんはどう思われるでしょうか。

     

     ninngennnitotteseijyukutohananika

    人間にとって成熟とは何か

     

  2. 月間ベストセラー 2013年9月期

    2013年9月期の月間ベストセラーが出版科学研究所から発表されました。(単行本総合)

     

    9月期のベスト10です。

     

    第1位 「 ロスジェネの逆襲」 池井戸 潤さん

    第2位「人間にとって成熟とは何か」 曽野綾子さん

    第3位「祈りの幕が下りる時」 東野圭吾さん

    第4位 「ホテルローヤル」 桜木紫乃さん

    第5位「医者に殺されない47の心得」 近藤 誠さん

    第6位「鎮魂 さらば、愛しの山口組」 盛力健児さん

    第7位 「銀魂 帰ってきた3年Z組銀八先生フォーエバーさらば、愛しき3Zたちよ」 原作 空知英秋さん/ノベライズ 大崎知仁さん

    第8位「犬から聞いた素敵な話」 山口 花さん

    第9位「海賊とよばれた男 (上・下)」 百田尚樹さん

     第10位「心配事の9割は起こらない」 枡野俊明さん

     

    でした。

     

    その中から、第1位の「ロスジェネの逆襲」について。

    言わずと知れたドラマ「半沢直樹」の原作です。

    とはいえ、ドラマの続編にあたるため、まだ放送されていない作品です。

     

    ドラマは、第一作目の「オレたちバブル入行組」と、第二作目の「オレたち花のバブル組」から構成されていました。

    ロスジェネの逆襲」は、9月22日の最終回の視聴率42.2%とという、モンスタードラマ「半沢直樹」の続編です。

    次回作のドラマ(映画?)まで待ちきれず、本屋へ駆け込んだ方も少なくないでしょう。

    今年の6月29日に、出版され、

    7月期は、第16位

    8月期は、第4位

    でした。

    7月7日にドラマがスタート。

    ドラマの盛り上がりとともに、原作も押し上げられたようです。

     

     著者の池井戸潤さんは、1963年生まれの50歳。

    岐阜県出身。

    三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)で、約7年働いた後、コンサルタント業のかたわら、作家活動開始。

    1998年、デビュー作の「果つる底なき」で、江戸川乱歩賞を受賞。

    2010年には、「鉄の骨」で吉川英治文学新人賞を受賞。

    2011年には、「下町ロケット」で直木賞受賞。

    という輝かしい実績の作家さんです。

     

    元銀行員という経歴、うなずけますね。

     

     

     rosujyenenogyakusyuu

     「ロスジェネの逆襲

     

  3. 月間ベストセラー 2013年8月期

    2013年8月期の月間ベストセラーが出版科学研究所から発表されました。(単行本総合)

     

    8月期のベスト10です。

     

    第1位 「ホテルローヤル」 桜木紫乃さん

    第2位「人間にとって成熟とは何か」 曽野綾子さん

    第3位「黒子のバスケ Replace(4) 1/6のキセキ」 藤巻忠俊(原作)平林佐和子(ノベライズ)

    第4位 「ロスジェネの逆襲」 池井戸 潤さん

    第5位「医者に殺されない47の心得」 近藤 誠さん

    第6位「野心のすすめ」 林 真理子

    第7位 「爪と目」 藤野可織さん

    第8位「海賊とよばれた男 (上・下)」 百田尚樹さん

    第9位「死神の浮力」 伊坂幸太郎さん

     第10位「犬から聞いた素敵な話」 山口 花さん

     

    でした。

     

    その中から、第6位の「野心のすすめ」について。

    2013/4/18に出版され、

    翌月の5月は第13位、6月は第3位、7月は1位と売れ続けております。

     

    著者の林真理子さんは、1954年4月1日生まれの59歳。

    1982年に発表したデビュー作のエッセイ集「ルンルンを買ってお家に帰ろう」が、いきなりのベストセラー。

    1985年に発表した短編集「最終便に間に合えば」では、収録されている2作品「最終便に間に合えば」と「京都まで」が第94回の直木賞を受賞。

    他にも、柴田錬三郎賞・吉川英治文学賞を受賞されているすごい作家さんです。

     

    その林真理子さん初の自己啓発本。

    講談社の内容説明には

    “高望み”で、人生は変わる。駆け上がってきた時代を振り返りつつ、人生は何度でもリセットできることを説く、著者初の人生論新書。

    と記されています。

     

     yasinnnosusume

     【野心のすすめ

    新書で、定価777円とお手頃価格です。

     

  4. 月間ベストセラー 2013年7月期

    2013年7月期の月間ベストセラーが出版科学研究所から発表されました。(単行本総合)

    第一位 「野心のすすめ」 林真理子さん

    第二位「医者の殺されない47の心得」 近藤誠さん

    第三位「海賊とよばれた男 上・下」 百田尚樹さん

    でした。

     

    その中から、第二位の「医者の殺されない47の心得」について。

     

    isyanikorosarenai47nokokoroe

     

    この本は、2012年12月13日に発売されました。

    そして、2013年2月期に月間ベストセラーの第6位にランクインしてから、3月期1位、4月期3位、5月期2位、6月期2位と上位をキープしている注目の一冊です。

    本の題名は、いかにも反医学、反医者といった感じですが、この作者の近藤誠さんは、慶応義塾大学医学部の医者で、現在は、慶応義塾大学医学部の専任講師です。

    医者側、病院側の人間です。

     

    その医者側の人間である作者は、これまでの数多くの本を出版し、抗ガンを使った従来の治療方法を真っ向から批判しています。

     

    「医者の殺されない47の心得」でも

    第2章患者よ、病気と闘うな

    心得14「抗がん剤を使えば寿命が延びる」と言う医者を信用するな

    と書かれています。

     

    この近藤誠さんは、当時日本では全く行われていなっかった乳がんの乳房温存治療法の普及に取り組み、「勝手に乳房を切り取るのは、外科医の犯罪行為ではないか」という論文も発表しています。

     

    これまでの正統路線から逸した異端児です。

     

    極論を展開してるため、かなりの批判も受けているようです。

    しかし、抗がん剤治療や手術など、説明不足で納得できないまま治療をしてきた患者さんたちからの同意・共感が多いことも確かです。

     

    また、

    乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を、一般人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績

    から第60回菊池寛賞を受賞しました。

    菊池寛賞とは、日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞。文化活動一版において最も清新且つ創造的業績をあげた人、あるいは団体に贈られる賞。)(文藝春秋HPより引用)

     

     

    ガン治療に関しては、現在、まだまだわからないことが多いようです。

    そして、説明や選択肢のない病院での治療に不信感を持っている方も少なくないでしょう。

     

    実際、当事者となった時を想定し、知識を得て、自分なりの考えを持っているべきだと感じます。

    売れているのは、そんな理由からなのかもしれません。