前回に引き続き、月間ベストセラーについて。
前回は、2014年2月期から4月期までの3カ月のベストセラーをどーんと紹介しました。
そして、3カ月ともにベストセラーにはいっていた2作品のうち、
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」 坪田信貴
の紹介をしました。
今回は、残りのもう1作品
「まんがでわかる7つの習慣」 フランクリン・コヴィー・ジャパン(監修)
のご紹介をします。
【まんがでわかる7つの習慣】
この作品は、2013年10月11日に発売されました。
月間ベストセラーには、2013年12月期から5カ月連続のトップ10入りをしています。
アマゾンのベストセラーランキングでは、45位と人気度を証明しています。(2014年6月19日現在)
この作品は、全世界で3,000万部、日本国内で160万部を超えるベストセラー「7つの習慣」のまんが版です。
【7つの習慣 成功には原則があった!】
こちらの表紙が、馴染みが深いです。
1996年12月に発行されました。
原著は、1989年に発行されています。
【完訳 7つの習慣 人格主義の回復】
こちらは、昨年の8/30に出版された、完訳版です。
副題が、オリジナルのものにし、訳も原著により近く直されています。
著者は、スティーブン・R・コヴィーさん。
アメリカ生まれの経営コンサルタントです。
2012年に亡くなっています。
79歳でした。
「まんがでわかる7つの習慣」は、
亡き父のバーを再開すべく、バーテンダーを目指す主人公・歩が勤め始めたバー・セブン。そこへ訪れる人々の悩みと気づきが、7つの習慣の要点とリンクし、読み応えのある物語となっています。自分を変え、人生を変えたいと願うすべての人に。
2009年に発行されて230万部を超えるベストセラーになった
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
のような構成になっているのでしょう。
【もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら】
「まんがでわかる7つの習慣」は、自己啓発本からは、少々縁遠そうに感じる女性バーテンダーを主人公とすることで、ぐっと身近なものに引き寄せています。
固く、難しいと感じる方にも、手に取りやすくなったのではないでしょうか。
活字アレルギーのある人にも、スティーブン・R・コヴィーさんの考えを知ることができる良い機会ではないでしょうか。