前回、発売から一年以内の本は、高く売れる可能性が高いとお話させてもらいました。
では、一年間でどういった価格の推移があるか見てみます。
例として、推理小説作家としてとても人気のある内田康夫氏の作品の中から。
「汚れちまった道」という単行本での、価格の推移をみてみます。
この作品は、2012年10月10日に、発売しました。
発売時の買取価格 -700円(定価の約40%)
3ヶ月後の買取価格 -560円(定価の約31%)
6ヶ月後の買取価格 -400円(定価の約22%)
現在の買取価格 -260円(定価の約15%)
(上記は、5回以上連続でお売り頂いた方に適用している常連さん価格での例です。)
どうでしょうか。
新しいうちは、なかなか良い値がついてます。
その後は、買取価格がみるみる下がってしまっています。
やはり、新しいほど、高く売れる確率が高いです。
そしてもう一つ。
新品で購入したこの本は、次回いつ読み返すでしょうか。
この本はとても感動したから、とっておいて、また読み返そう。
読んだ直後はそう思うのですが、実際は一年以上読み返していない。
2年以上経っているが一度も読み返していない。
そういった方、少なくないのでは。
少し考え方を変えて、発売してすぐに、新品を購入し、読み終えたらすぐに売ってしまう。
そして、1・2年後、また読み返したいなぁと思ったら、古本を買いなおす。
1,785円で新品購入。
すぐに700円で売る。
1・2年後、古本を買いなおす251円(アマゾンで買う場合、物によっては、本代1円+送料250円で購入できます。)。
新品をずっと手元に置いておくよりも、449円お得です。
置き場所も減らせます。
当店の常連さんには、このように上手に賢く本のリサイクルをされている方がいます。