どんな本が高く売れるかの 3つ目。
それは、近々公開される映画や、始まるドラマの原作です。
これは、発行年が新しいものに限りません。
どんなに古くても、高く売れる可能性が高いです。
例えば、2006年の2月に発売された西 加奈子さんの「きいろいゾウ」という単行本。
2013年2月2日に、映画化されました。
宮崎あおいさんと向井理さんが主演しました。
この本の中古での販売価格の推移をみてみます。
2012年5月以前は、中古販売価格が1円でした。
しかし、映画化の宣伝がされた2012年5月あたりから、動きが出てきます。
まず、値は上がりませんが、売れる数量が増えてきます。
その後、品薄になるにしたがい、価格が上昇してきます。
販売価格は、
2012年10月-200円
2012年12月-500円
2013年1月末-1,000円
2013年2月2日-映画公開
2013年2月上旬-1,650円(定価越え)
2013年2月下旬-1,000円
2013年3月下旬-300円
2013年6月-130円
2006年発行の本で、7年も前で、決して新しい本ではありません。
しかし、映画化されたため、中古価格が跳ね上がりました。
映画公開直後には、定価を越えた価格で中古本が販売されていました。
短期的な動きですが、驚異的な威力です。
ですから、こういった近々公開される映画や、始まるドラマの原作などは、その時の相場よりも高い値で買取らさせて頂いています。