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  1. 第149回芥川賞・直木賞受賞作品

    昨日(平成25年7月17日)、第149回芥川賞・直木賞の受賞作品が決定しました。

     

    築地の料亭「新喜楽」で、午後5時から選考委員会が開催され、受賞作が決定しました。

     

    芥川賞は、藤野可織さんの「爪と目」。

    直木賞は、桜木紫乃さんの「ホテルローヤル」。

     

    芥川賞の「爪と目」は、新潮4月号に掲載されています。

     

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    【新潮4月号】

     

    直木賞の「ホテルローヤル」は、集英社から出版されています。

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    【ホテルローヤル】

     

    芥川賞受賞作家の藤野可織さんは、1980年2月14日のバレンタインデー生まれの33歳。

    京都府京都市出身。

    ホラー映画好きな藤野可織さんは、キューバのゾンビ映画を見ながら、連絡を待っていたそうです。

    その他の作品は、

    【パトロネ】・【いやしい鳥】など。

     

    直木賞受賞作家の桜木紫乃さんは、1965年4月19日生まれの48歳。

    北海道釧路市出身。

    実家が、以前、ラブホテルを経営されていて、そのホテルの名前が、「ホテルローヤル」。

    いつかそのホテルを舞台とした作品を書きたいと思っていたそうです。

    【ホテルローヤル】は、そのホテルにまつわる7編の連作短編集となっています。

    その他の作品は、

    【無垢の領域】・【ラブレス】・【起終点駅(ターミナル)】などなど。

     

     

     両作品ともに、しばらくは、手に入りづらいかと思われます。

  2. 芥川賞・直木賞

    第149回芥川龍之介賞と直木三十五賞が来週の水曜日(平成25年7月17日)に決定します。

    数多くある文学賞の中でも、この2つの文学賞が国内では、最も有名ではないでしょうか。

     

    両文学賞ともに、上半期と下半期の年2回選考されます。

    今回は、平成25年度上半期となります。

    芥川龍之介賞は、

    各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。主に無名もしくは新進作家が対象となる。(文芸春秋HPより)

    直木三十五賞は、

    各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。無名・新進・中堅作家が対象となる。(文芸春秋HPより)

    というのが、選考の基準です。

    しかし、純文学と大衆文芸、短編とそうでない作品の違いは、明確でないというのが現状のようです。

     

    両賞ともに、昭和10年に制定されました。

     

    第149回の候補作品は、

    芥川龍之介賞は、

    いとうせいこう 「想像ラジオ」(文藝春号)

    戌井昭人 「すっぽん心中」(新潮1月号)

    鶴川健吉 「すなまわり」(文學界6月号)

    藤野可織 「爪と目」(新潮4月号)

    山下澄人 「砂漠ダンス」(文藝夏号)

    の5作品。

    直木三十五賞は、

    伊東 潤 「巨鯨の海」(光文社)

    恩田 陸  「夜の底は柔らかな幻」(文藝春秋)

    桜木紫乃 「ホテルローヤル」(集英社)

    原田マハ 「ジヴェルニーの食卓」(集英社)

    湊 かなえ 「望郷」(文藝春秋)

    宮内悠介 「ヨハネスブルグの天使たち」(早川書房)

    の6作品。

     

    注目です。